あらゆるスキルを最短・最安・独学を身につけ、人生を逆転させる現実的な方法

2019/02/24

人生を変える

最近「どうやったら英語を話せるようになりますか?」「フリーランスになりたいんですが、どうですればいいですか?」「海外就職したいんですが、どうすればいいんですか?」などと聞かれます。

私は、これらに対する答えを持っていますが、質問する人の期待に応られる答えを知りません。多くの質問者は、最短期間で、最小の努力で、最小の金額で、人生を一発逆転する方法を求めているようです。

しかし、人生に一発逆転なんてありません。あるとすれば、それは人の意思、知識、工夫でどうにかなるものではなく、宝くじのような「純粋な運」だけです。

投資やアフェリエイトなどの不労収入も、稼げるようになるまでは勉強が必要なので「不労(労力ゼロ)」ではありません。

一発逆転はありませんが、逆転はあります。「一発」ではありませんが、最小の労力で、あなたが考えるよりもずっと短期間で、人生を変える方法があります。

人生を変える

1、まず、考え方とアプローチを変える。

まず、自分のやり方に固執するのをやめましょう。人生を変えたいということは、今の人生に大きな不満があり、今までに何度も人生を変えようとして失敗してきたのでしょう。七転び八起きではなく、ただひたすら転び続けてきたのでしょう。

今までの自分のやり方では望んだ成果を出せないのは経験が証明しています。でも、投資塾に通ったり、アフェリエイトセミナーに通うなど、誰かに逆転方法を教わるのはリスクが高い。なぜなら、それらのほとんどは詐欺だし、というか、それはすでに試して失敗したでしょう。

今までに何度も「やるぞ!」「今度こそ」と強い決意をし、そして高い入会金を払ってジムや英会話教室に入っても結局長続きしなかったでしょう。あるいは英語の参考書を買って独学しようと決意しても続かなかったでしょう。そもそも、独学ができる人なら「人生を変えたい」と思うほど追い込まれることはありません。

2、やる気・決意・経験則は役に立たないので、工夫や方法論を本から学ぶ

「今度こそがんばる」の成功率はどれくらいですか?今までに、そういう決意をして、何回失敗したか数えてみてください。決意の打率が低いなら、決意や自分自身の能力に頼ってはダメです。だから、本に頼りましょう。

個人の経験則が学問に勝ることはありません。たった一人の凡庸な個人が30年や40年で生み出した経験と、人類の歴史の中で多く学者や実験により間違ったものは自然淘汰され、より正しいものだけを結晶化した人類の英知を比べること自体が間違っています。

まず、自分のやり方へのこだわりを捨てて、どんどん実用書で他人の知識を吸収しましょう。やる気の心理学、先送りしない方法、タスク管理、時間管理、勉強法などの本をたくさん読んでください。

これらの本は具体的なスキルの身に着け方ではなく、あらゆる努力を効率化する基礎力になります。

じつは、私も意志力とか根気とか、そういう精神力的なものが弱いので、かなりタスク管理に頼っています。具体的なタスク管理の方法について改めて。

  

3、誘惑には打ち勝てないので、誘惑と戦わずに勝つ方法を探す。

強い決意や精神力があれば、目的意識があれば、周りに影響されずにがんばれるのは本当です。ですが、そんなものがあれば、人生順風満帆だったでしょう。

だから、誘惑に負けないように、そもそも誘惑がない環境づくりをするのが大切です。目標に向かって努力するのが、他の選択肢よりも魅力的な環境づくりをするのです。

例えば、心理学実験に使われる監視カメラ付きの真っ白な部屋に閉じ込められ、部屋にあるものがトイレと英語の参考書をだけなら、何もしないよりは英語の参考書を読むでしょう。パソコンも漫画もテレビもある、誰もあなたを見ていない自室にいたら、英語の参考書を開いてもすぐに閉じてしまうでしょう。

本を読むなら、紙の本かKindleがおすすめです。パソコンやiPad、タブレットPCはダメです。誘惑(=より魅力的な選択肢)が多すぎます。スタバでドヤ顔しながら、Kindleで英語の本を読むのは効果的です。意識高い系、カッコつけと言われようと、それが勉強の継続に役立つなら、どんどんすべきです。

私も、海外の出会い系サイトで英語を勉強したり、退屈な夜勤中に大学の課題をやったり、本を読むときは携帯を持たずに出かけたり、いろいろと工夫しました。

  

4、努力を徹底的に簡単にする

お金がないからといって図書館で本を借りるのはおすすめできません。面倒だからです。とにかく、自分の「努力する才能」を過信しないでください。

努力を継続するコツは徹底的に努力を簡単にすることです。

Kindleは棚にしまわず、机の上にも置かず、常にカバンに入れっぱなしして、いつでも本を読めるようにします。一度電源を切ると起動まで時間がかかるでの、常にスリープ状態にします。

1秒でも早く、雑念を抱く時間を1秒でも短くするのが努力を継続するコツです。

逆に、雑念を抱かせる誘惑(ネット、おかしなど)は、とにかく面倒にします。指定したサイトへのアクセスを禁止するSiteblockなどのツールを使うのがおすすめです。

5、あせらず問題をひとつずつ解決する。問題が解決するまで諦めない。

努力の障害となる問題は、それがどんなに小さくても解決します。焦らずに、ひとつひとつ確実に解決してください。

例えば、本を読めない、読まない、時間がないなら、勉強が続かないなら、それをひとつずつ解決します。

「本を読めない」に関する本を読んだり、ネットで検索したり、教えてGooで質問を投稿し、たくさんの解決方法を見つけて、解決するまですべての解決方法を試します。

解決方法を探す過程で、さまざまな知識が蓄積できます。そうやって得た知識の中には、他にも応用が利き、問題解決自体が上手になります。

例えば、学生時代に学んだ、ロジックツリーに関する本で得た知識は、タスクの分解に役立ち、効率的にタスク管理をするのに役立っています。また、やる気の心理学の本も、タスク管理に役立っています。マーケティングの本は、フリーランスとして自分をマーケティングするのに役立っています。

 

初心者が最初に学ぶことは熟練者が最後に学ぶことより価値がある。

ここまで読んで「えっこれだけ?」「地味なやり方だな」「時間がかかりそう」と感じたでしょう。これだけで十分です。どれだけ本を読む時間があるか、どれだけ現状が深刻かにもよりますが、大した時間はかかりません。早ければ3ヶ月から半年で効果を感じるでしょう。

初心者が最初に学ぶことは熟練者が最後に学ぶことより価値があります。問題解決の方法、やる気の心理学、タスク管理などの人生の基礎力は、何をするにも応用できます。

基礎力が身についたら、英語、プログラミング、デザインでも、自分が伸ばしたいスキルを、得た基礎力を活かして、他の人より何倍も早く身につければいいのです。

最初はゆっくりでも、人生が変わるスピードは徐々に早くなるし、これがわたしが知る限りでもっとも確実な近道です。