バックパック旅行に寝袋は必要か?バックパッカー用の寝袋を徹底解説
バックパッカーの旅行に、寝袋(シュラフ or スリーピングバッグ)は絶対に必要か?答えはNoです。
でも、あればお金を節約できるし、旅をもっと楽しめます。
寝袋は、ホステルなどの宿が周囲にない、キャンプ、ハイキング、登山など、特殊な場面でのみ必要になります。
町中のホステルに泊まり、日帰りハイキングをする場合は不要です。
重いし、かさばるし、町中で野宿は危ない。でも、私は、寝袋を100%おすすめします。
この記事では、なぜ寝袋を持って旅すべきか、またどんな寝袋がいいのかを解説します。
バックパッキングで寝袋を持つデメリット
まず、かさばります。40リットルの機内持ち込みサイズのバックパックだと、半分近くが寝袋になるレベルです。ひんぱんに使わないなら、持って行かないほうが楽です。
また、キャンプをするならテントも必要です。雨風をしのげません。さらに、荷物が増えます。
良いものを買えば、大してかさばりませんが、良いものは合計10万円くらいします。
また、野宿をすると、盗難のリスクがあります。コインロッカーが近くになければ、バックは外に放置するしかなく、バックパックごと盗まれる可能性があります。ワイヤーロックやバックセーフなどの、防犯グッズを使えば盗難のリスクは下がります。しかし、丈夫なワイヤーロックやバックセーフは重いしかさばります。
それなら、寝袋を持たずに、ロッカーがある安いホステルに泊まったほうが経済的です。
寝袋を持ってると、カウチサーフィンで泊めてくれる確率がぐっと上がる
Couchsurfingは、旅行者が旅先の現地人の家に無料で泊めてもらえるSNSです。
でも、ベッドが余ってる人や、快適に寝られるソファがある家なんて、そんなに多くないです。
とくに、「Couchsurfingで泊めてあげるよー」っていう、ヒッピー系の人は、すでに誰かとアパートを友達と共有して手狭だったり、お金持ちになることに興味がなかったりするので、「泊めてあげたいけど、眠る場所がない」は、よくあるパターンです。
しかし、寝袋を持っていれば、この問題が解決します。
床で眠れますからね。
寝袋を持ってると、ヒッチハイクで泊めてくれる確率がぐっと上がる
ヒッチハイクで、乗せてくれた人が「飯に行こうぜ!」「うちにメシ食いに来いよ!」みたいなのはよくあることです。
で、必ず聞かれるのが「どこに泊まるんだ?」です。
「寝袋があるから、野宿かなぁ」って答えると、「うちで寝ろよ!風邪ひくぞ!」も、よくある流れだそうです。
旅人でなくとも、寝袋はあった方がいい
私は、働きながら旅をしているので、ホステルやAirbnbのほうがむしろ経済的です。
あと、ヒッチハイクとかCouchsurfingって、人付き合いが面倒な人には向いていません。
私は、気の合う人か、一人で観光したいです。
でも、そんな人でも、旅人でなくとも、お金に余裕があるなら災害対策のために寝袋を買うべきだと思います。
日本は災害大国。最悪の場合、冬に野宿とかあり得ますからね。
また、寝袋があれば、山小屋でキャンプもできます。
寝袋は、一眼レフのように、旅に不可欠ではないけど、あれば旅がもっと楽しくなります。
災害対策にも使えるのだから、買ってみて、試しに使ってみると良いでしょう。
バックパーカーにおすすめの寝袋
まず、全天候、全環境に対応する寝袋はありません。冬用の寝袋なんて、暑くてギリシャの夏には使えません。
寝袋は、用途次第です。寝袋は、夏用、3シーズン用、冬用があります。夏でも高山だと朝・晩は冷え込むので、温かめを選ぶのがおすすめです。また、夏の町中や屋内や、寝袋シーツで十分です。そのため、バックパッカーにおすすめの寝袋は3シーズン用です。
軽量・コンパクトも重要な要素です。寝袋は、封筒型とマミー型の、2種類の形があります。封筒型のほうがかさばるので、マミー型がおすすめです。また、マミー型の方が保温性が高いです。
素材も重要な要素です。化学繊維とダウンの2種類があります。ダウン寝袋のほうが軽くてコンパクトですが、ダウンには専用の洗剤が必要です。また、脱水しても自然乾燥に時間がかかります。化学繊維なら、すぐに乾くので清潔さを保てます。また、屋内に泊まるのであれば、保温力がたいして必要なので、保温力が低い薄い化学繊維でも、中に着込めばなんとかなるでしょう。とはいえ、寝袋用のシーツ(インナーシュラフ or トラベルシーツ)があれば、寝袋をひんぱんに洗濯する必要がなくなります。
以上を踏まえ、軽くて、そこそこ暖かいのが以下です。
ちょっと高いですよね。でも、長く旅をするなら、すぐに元が取れるし、あれば旅がもっと楽しくなります。
旅をしないときも、災害対策として、防犯グッズをいれたカバンにしまっておけるので、ぜひ買って損は無いと思います。
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[…] あれは、「スリーピングマット」という、寝袋の下に敷くマットです。でも、キャンプや野宿をしない人は関係ないと思っていませんか?でも、寝袋を持ってると、カウチサーフィンやヒッチハイクで泊めてくれる確率がぐっと上がるし、じつはあると貧乏旅がはかどるのです。 […]