【ヨルダン観光】見所最高、治安最悪。14日間旅行して、天国と地獄を味わった。

2019/03/18

ヨルダン 観光 治安

ヨルダンは、中東にある王国です。正式には、「ヨルダン・ハシミテ王国」と言いますが、英語では「ジョーダン(Jordan)」と呼ぶのが一般的です。

8月にロシア、9月にジョージアでまったり、そして10月は中東のヨルダンとイスラエルを回ったので、バックパッカーやノマド向けの観光情報を共有します。

誰も信じるな

中東といえば、イスラム国やテロなどを想像する人もいるかもしれません。
しかし、ヨルダンでは、テロや人身売買組織に誘拐されるなどの、本格的な生命のの危険はまずありません。
観光客や、観光客向けのホテルも多く、そういう意味では安全な国です。

しかし、タクシードライバー、現地のマーケット、ホテルのマネージャーにいたるまで、ほとんど誰も信用できません。

タクシーではなく、UberやCareemを使おう

タクシーには、きちんとメーターががあり、時間にするとだいたい10分で100円から150円くらいです。

メーターに、1500と表示されていたら、1JD(ヨルダン・ディナール)と、500フィルスです。1JDが150円くらいです。

ちなみに、メーターが壊れているとか、「今日はバスはもうバスはない」「そこにはバスで行けない」とウソをついて強引に客引きをする人もたくさんいます。ちなみに、バス邸の売店などは、こういったぼったくりタクシーのグルである可能性が高いので、彼らにバスの運行情報やタクシーの相場を聞いても当てになりません。

UberやCareem(中東のUber)を使えば、相場より1.2~1.5倍の値段になりますが、5倍以上のぼったくられる可能性はないので安心です。

ヨルダンでは、ホテルのマネージャーも信用できない

ジョージアでは、安い地元の公共交通手段をホステルマネジャーが教えてくれました。

ヨルダンでは、ホテルやホステルが、旅行会社と提携していたり、自分たちでツアーを組んでたりするので、「ジェラシュに行くバスはない。ツアーなら、車一台につき100JD(1万5000円)だ」とふっかけてきます。

ちなみに、ジェラシュ(北部の観光地)に行くバスは、往復わずか3JDです。中央バスターミナルまでは、Uberでせいぜい2~5JDなので、10倍以上の値段です。食事などは含まれません。ローカル価格が1000円ちょいのところ、1万5000円もぼったくってきます。

ペトラ遺跡ではとくに誰も信じるな

ペトラ遺跡には、「ベドウィン」と呼ばれる、アラブの遊牧民族がいます。

遊牧民というと、なんとなく善良で無垢なイメージですが、ペトラのベドウィンはもっとも強欲かつ嘘つきな人たちです。

例えば、ペトラ遺跡に入るとすぐに、「ヨルダンパス(Jordan pass)」を持っていれば、ラクダやロバに無料で乗れると客引きしてきますが、これはウソです。あとで、5000円以上のチップを要求されます。

例えば、「エル・カズネを上から見下ろすには、ガイドがいないと行けない。」と言われますが、これもウソです。ちょっと遠回りになりますが、きちんと地図に書いてあるし、無料で行けます。

ビザではなく、ヨルダンパスを買おう

ヨルダンの入国にはビザが必要です。ビザは、2018年10月の時点で、40JD(約6000円)です。
しかし、ヨルダンパスを事前にオンラインで購入していれば、ビザが免除されます。価格は70JDです。
ヨルダンパスには、ジェラシュや、ペトラ遺跡などの入場券も含まれています。
ペトラ遺跡の入場が、確か60JDくらいするので、ヨルダンパスはかなりお得です。

ちなみに、ヨルダンでは、ビザだけでなく出国税もとられます。
また、陸路で出国し、イスラエルに行く場合は、普通のタクシーでは国境付近まで行けないので、割高でもホテルに手配してもらってください。
また、ヨルダンの検問からイスラエルの検問までは、バスを利用しなければなりません。これも有料で、スーツケースひとつにつき1000円くらい取られます。徒歩で移動できる距離なのですが、国境警備の指示に従わなければならないので。。。

ネット環境、ノマド向けの情報

ネット環境は普通です。アンマンのカフェなら、だいたい高速回線のWifiがあります。

しかし、ホテルのWifiはホテル次第です。あまり期待しない方が良いでしょう。