新人フリーランサーがクラウドソーシングの入札で値下げせずに競合に勝つ方法
フリーランサーへの道には3つの難所があります。
ひとつは、始めること
ひとつは、ひとつは軌道に乗せること。
ひとつは、ビジネスを拡大することです。
後の二つは、おいおい説明するとして、この記事では最初の難所「始めること」について語ります。
結論から言うと、コネも、大したスキルも、経験もなくても、フリーランサーとして食べていくことは可能です。前回の記事で説明したように、Freelancer.comやLancers.jpを活用して、最初は低い報酬で仕事をとり、レビューが増えたら値段をあげればいいのです。
しかし、残念ながら同じことを考えて、同じように低い報酬で入札する人がいて、それでも仕事を獲得するのは困難です。
では、どうすればよいのか、この記事ではそれを説明します。
1.きちんと自分の仕事内容について勉強をする
大した経験がなくても、実際にはスキルがそこまで高くなくても、それを悟られたらよほど価格を下げないと仕事が取れません。フリーランスを始めるのはスキルがなくてもできますが、フリーランスでそれなりに稼ぐならスキルが必要です。クラウドソーシングサイトに登録をしたら、すぐに勉強しましょう。
じつは、私は英語、翻訳、マーケティング、ウェブデザインをほとんどネットで勉強しました。私は要領が悪いし始めたのが遅かったのでずいぶん時間がかかってしまいましたが、地頭がいい人なら、もっと短時間でできるでしょう。
2.入札メッセージを改善する
スキルがないのは入札メッセージを見るとわかります。例えば、翻訳のプロジェクトならスキルがない人は「日本語ネイティブです。翻訳を10年やってます(ウソ)。」みたいなメッセージです。
一方で、スキルがある人は「ウェブサイトの翻訳はSEO、マーケティング、コピーライティングなどのスキルが必要な仕事です。ネイティブなら誰でもできる仕事ではありません。私なら、SEOを改善して訪問者を増やし、コピーライティングで売り上げを伸ばします。」など、あなたが競合より優れていることや、あなたのお客さんに価値をもたらすことを伝えます。
スキルがあっても、それがお客さんに伝わらないと仕事をとれません。入札メッセージのひな型は一度作ってしまえば使いまわしができるので、がんばって完璧なものを目指しましょう。
3.ウェブサイトのURLや、冊子、ちらし、履歴書を添付する
入札メッセージは文字数の制限があるので、伝えられる情報量に限界があります。
入札メッセージに、ウェブサイトのURLや、冊子、ちらし、履歴書を添付すれば、もっと多くの情報をお客さんに伝えられます。
ちなみに、私はフリーランスを始めてから約2ヶ月でウェブサイト翻訳の冊子を作成し、半年でモバイルアプリのローカリゼーションとマーケティングの冊子を作成しました。
ウェブサイトや冊子の作成のデザインは、クラウドソーシングで外注することもできますが、中身は自分で考えます。しかし、中身の文章を考えるのは、営業スキルの向上にもつながります。ちなみに、わたしはすべて自分ひとりで作っています。
はっきり言って、かなり時間がかかるし大変ですが、だからこそ、そこまでやる競合もほとんどいないので価値があります。
冊子も使いまわしができるので、大変でもがんばって作ってみましょう。
よくできた入札メッセージのひな型も、冊子も、ウェブサイトも、一度作ってしまえば、それは資産になります。少しずつ資産を増やせば、より多くのプロジェクトをより高い報酬で獲得できるようになります。
少しずつ勉強し、少しずつ資産を作っていけば、1年もしないうちに、どんどん仕事をとれるようになるでしょう。
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