先進国でも要注意!海外旅行で下痢や便秘になる、5つのNGな食生活。
バックパッカーがインドの屋台で現地のものを食べて食中毒になる、なんて話はよく聞きますよね。
衛生の問題がある途上国では、気を付けないと簡単に下痢や、それ以上に深刻な体調不良に見舞われます。
でも、下痢や便秘は、生水を飲めるヨーロッパのきれいなホテルに泊まっても起きえます。
この記事では、旅先で下痢や便秘になりやすい、5つの食生活とその対策を紹介します。
絶対にやってはいけない食生活
旅行でありがちな食生活トップ5は、
- 具が少ないパスタやパンで、空腹を満たすだけの簡単な食事
- 肉、肉、そして肉
- チーズたっぷり
- アルコール
- 塩や油たっぷりのローカル料理
これらは全部「下痢」の原因です。
パンやパスタなどの小麦製品に含まれるグルテンは慢性的な便秘や下痢、疲労感などを引き起こします。
また、脂肪分が多い肉は、 胃腸への負担が大きいので下痢の原因になります。
乳糖を含むチーズや乳製品は、日本人のほとんど乳糖不耐性なので下痢を起こします。またチーズはコレストロールも無視できません。
アルコールや、塩、油も胃腸への負担が大きいので、下痢を起こすことも。
当然、野菜が不足すれば下痢の原因になります。
帰国すると日本食でおなかを壊す?
じつは、これらの食事がものすごく体に悪いわけではありません。
現地の人たちはそういう食生活を毎日、何年もしているのに、下痢になりません。
遺伝子の違いと思うかもしれませんが、現地に住む日本人もけっこう大丈夫なんですよ(太るけど)。
これは、現地の食事が下痢や便秘を起こしやすいのではなく、単純に体が慣れていないから、胃腸がびっくりして下痢や便秘を起こしているのです。
逆に、長年ヨーロッパに住んでいる人が日本に一時帰国したら、下痢や便秘になります。
私は、帰国後 2 週間は下痢気味です。
もちろん、過度に摂取しなければ問題は起きませんし、個人差もあるので一概には言えません。
旅におすすめの健康的な食材
旅、とくに貧乏旅に適した食材は、安くて、どこでも買えて、携帯ができて、ホステルで調理できるものです。ここでは、条件の合致する3つの食材と食べ方を紹介します。
1. 主なエネルギー源は、日本の国民食「米」
米にはグルテンが含まれていません。また、日本人の胃腸がもっとも慣れている食材です。
携帯できるし、パスタよりはめんどうですが、ホステルで調理しやすいのが魅力です。
朝から米を鍋で炊くのはめんどくさいという方は、ライスケーキ(ポンセン)がおすすめです。
2. 間食にはナッツとドライフルーツのトレイルミックス
トレイルミックスとは、登山で食べる栄養食または行動食のことです。
栄養たっぷりで、しかも、 抗酸化力が高いため、生活習慣病の予防や、疲労回復に効果的。
キャンプ用品店に行けば買えますが、旅先のマーケットで、ナッツやドライフルーツを現地調達し、自分で混ぜるのがおすすめです。
ナッツ50%、ドライフルーツ30%、種10%、お好みでダークチョコレートの配合でミックスし、ジップロックの袋にいれて携帯しましょう。
ちなみに、これはノマド以外の人におすすめです。私は、無印良品のお弁当箱に、煎り大豆、ナッツミックス、チョコチップ、バナナチップス、ドライフルーツのミックスを入れて、毎日コワーキングスペースで間食しています。
3. 生野菜を丸かじりする
にんじん、パプリカを丸かじり。洗うだけでいいので、完璧なスナックです。
他にも、ミニトマトなどもおすすめです。また水分補給にもなります。生野菜や果物は市場なら安く買えますよ。
ヨルダンで、体脂肪率が 7% のプエルトリコ出身の男性ストリッパーと、一緒に旅行をしたのですが、彼は主食がパプリカでしたね。卵の黄身は食べない、にんじんは炭水化物が多いから控える、旅先でも炭水化物は味見しかしないという徹底ぶりでした。彼と同じ食生活を 1 週間したのですが、体重が減っただけでなく、体の調子がすごくよかったですね。とにかく、何 km 歩いても疲れを感じませんでした。
ちなみに、途上国では生野菜というか、生もの全般に気を付けましょう。
下痢が心配な人は、外食は夜だけに
日中は観光で、トイレを常に確保できません。トレイルミックスとライスクラッカーだけで意外と空腹感はなくなるので、日中は外食を避けて、ホステルやホテルに戻ってから、一日の終わりに外食をすると、急なトイレの心配もありません。
また、自分の体で人体実験すれば、苦手な食べ物がわかります。グルテン、ラクトース、脂肪分の耐性は個人差があるので、自分が苦手なものを把握しておきましょう。
おまけ:コスパ最高の毎日用トレイルミックス
このトレイルミックスは、楽天やAmazonなどを検索して見つけた、大豆、ドライフルーツ、ナッツ、チョコチップのグラム単価が一番いいものです。
毎日食べていますが、3か月くらいは持ちます。
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